バッタ!身近な昆虫の暮らしとバッタの切り絵図案

夏から秋にかけて、草むらや公園などでよく見かける「バッタ」。
ぴょん!と大きくジャンプして逃げていく姿は、子どものころに一度は見たことがあるのではないでしょうか。
身近な昆虫なので珍しく感じないかもしれませんが、バッタにはさまざまな種類がいて、それぞれ姿や大きさ、暮らしている場所などに違いがあります。
今回は、バッタの特徴や種類、食べ物、暮らし、トノサマバッタやショウリョウバッタなどの身近な仲間について、切り絵図案と共に紹介します。

バッタってどんな昆虫?

バッタは、昆虫の中でも「バッタ目」に分類される仲間です。
大きな特徴は、発達した後ろ脚。
後ろ脚を使って、体の大きさからは想像できないほど遠くへジャンプすることができます。
また、種類によっては羽を使って飛ぶこともあります。
バッタの体は大きく分けると、


腹部

の3つに分かれています。
胸には3対の脚があり、そのうち後ろ脚が特に長く発達しています。
草の中にいるバッタを観察すると、周囲の植物に似た緑色や茶色の体をしていることが多いことにも気づきます。
これは、草むらなどで身を守るための大切な特徴の一つです。

バッタは何を食べる?

バッタの多くは植物を食べて生活しています。
種類によって好む植物は異なりますが、イネ科の植物や草の葉などを食べる種類が多く見られます。
草むらでバッタを見つけたら、近くにある植物を観察してみるのも面白いですよ。
「このバッタは何を食べているのかな?」と考えながら観察すると、昆虫だけでなく、その周りの植物にも興味が広がります。

日本で見られる代表的なバッタ

日本には、さまざまな種類のバッタが生息しています。
ここでは、比較的よく知られている種類を紹介します。
トノサマバッタ
トノサマバッタは、日本を代表する大型のバッタの一つです。
体はがっしりとしていて、力強い印象があります。
緑色や褐色など、体色には個体差があります。
大きくジャンプするだけでなく、羽を使ってかなりの距離を飛ぶこともできます。
草原や河川敷など、開けた場所で見つかることがあります。
名前に「トノサマ」と付いているところも、なんだか堂々としていて面白いですね。


ショウリョウバッタ
細長い体が特徴的なのがショウリョウバッタです。
日本では身近なバッタとして知られており、草むらなどで見かける機会も多い種類です。
特に大きな個体では、細長い体と長い後ろ脚がとても印象的です。
オスとメスで大きさが大きく異なることも特徴の一つです。
草むらを歩いていると、突然「ピョン!」と飛び出してくることがあります。


オンブバッタ
オンブバッタは、名前の由来になった「おんぶしているような姿」が特徴です。
大きな個体の背中に、小さな個体が乗っている姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この大きい個体と小さい個体は、親子ではなく、基本的には成虫のメスとオスです。
小さなオスが大きなメスの背中に乗っている姿は、オンブバッタならではの面白い光景です。

バッタはどこにいる?

バッタは主に草が生えている場所で暮らしています。
たとえば、
草原
河川敷
公園
空き地

田んぼの周辺

などです。
種類によって好む環境は違いますが、植物が豊富な場所ではバッタを見つけられる可能性があります。
夏の暑い日に草むらを歩いていると、足元から突然バッタが飛び出してきて驚くことがありますよね。
それもバッタ観察の楽しみの一つです。

バッタはどうやって身を守る?

バッタには、敵から身を守るためのさまざまな工夫があります。
まず代表的なのが「ジャンプ」です。
危険を感じると、発達した後ろ脚を使って一気に飛び跳ねます。
また、体の色が周囲の草や地面に似ていることで、見つかりにくくなる種類もいます。
バッタを探しているのに、すぐ近くにいるのになかなか見つからないことがあります。
これはバッタの体色や姿が、周囲の環境にうまく溶け込んでいるからです。

バッタの成長

バッタは、卵から幼虫、そして成虫へと成長します。
バッタの幼虫は、成虫とよく似た姿をしています。
ただし、幼虫には成虫のような完全な羽がありません。
脱皮を何度か繰り返しながら体が大きくなり、成長すると成虫になります。
チョウのように「幼虫→さなぎ→成虫」という大きな姿の変化がないため、成長の様子を観察しやすい昆虫ともいえます。

バッタの鳴き声にも注目

秋になると、草むらから昆虫の音が聞こえてくるようになります。
バッタの仲間の中には、羽や脚などを使って音を出す種類もいます。
ただし、一般に「秋の虫の声」としてよく知られているコオロギやスズムシなどとは、鳴き方や音を出す仕組みが異なります。
「虫の声が聞こえるからバッタかな?」と思ったときは、姿を探してみるのもおすすめです。

バッタを観察するときのポイント

バッタを見つけたら、捕まえるだけではなく、じっくり観察してみましょう。
チェックしたいポイントは、
①体の色
緑色なのか、茶色なのかを見てみましょう。
②体の形
細長いタイプなのか、がっしりしたタイプなのかを観察します。
③後ろ脚
バッタの大きな特徴なので、脚の長さにも注目です。
④羽の大きさ
羽が長い種類もあれば、短い種類もあります。
⑤ジャンプの仕方
どのくらい遠くまでジャンプするのか観察するのも面白いですね。
観察するときは、バッタを傷つけないように優しく扱い、観察が終わったら元いた場所へ戻してあげましょう。

バッタは身近だけど、とても面白い昆虫

普段何気なく見ているバッタですが、よく観察してみると、体の形や色、ジャンプする力、食べ物や暮らす場所など、たくさんの特徴があります。
特にトノサマバッタ、ショウリョウバッタ、オンブバッタなどは、それぞれ見た目が違うため、見比べてみるととても面白いですよ。
夏休みの昆虫観察や自由研究のテーマとしても、バッタは身近で観察しやすい昆虫です。
草むらで「ピョン!」と飛び跳ねる小さな姿を見つけたら、ぜひ少し足を止めて観察してみてください。
身近な自然の中には、まだ知らない生き物の世界がたくさん広がっています。
バッタをきっかけに、昆虫や植物、自然の環境にも興味を持ってみると、いつもの公園や草むらが少し違って見えてくるかもしれません。

バッタの切り絵図案

初めての切り絵

まとめ

今回は、バッタの特徴や種類、食べ物、暮らしている場所、成長の仕方などについて紹介しました。
バッタは、私たちの身近な場所で暮らしている、とても親しみやすい昆虫です。
「バッタ」とひとまとめにせず、種類ごとの特徴を知っていくと、昆虫観察がもっと楽しくなります。
これからの季節、草むらでバッタを見つけたら、ぜひ近づいてじっくり観察してみてくださいね。切り絵も楽しんでみてね。