マリーゴールド/切り絵図案

マリーゴールドは、鮮やかなオレンジや黄色の花色で庭や花壇を明るく彩る人気の花です。見た目の華やかさから「夏の花」という印象を持たれがちですが、実は古くから世界中で特別な意味を持ち、人々の暮らしや文化と深く関わってきました。今回は、そんなマリーゴールドの花にまつわる小ネタを切り絵図案と共にご紹介します。

マリーゴールドの特徴

マリーゴールドはキク科の一年草で、春から秋にかけて長く花を咲かせる人気の植物です。オレンジや黄色の鮮やかな花色が特徴で、花壇や公園、学校などでもよく見かけます。
原産地はメキシコを中心とした中央アメリカで、日差しの強い環境を好みます。暑さに強く、とても丈夫で育てやすいため、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。
また、虫よけ効果があることでも知られており、トマトやナスなどの野菜のそばに植える「コンパニオンプランツ」としても活用されています。独特の香りが害虫を遠ざける働きを持っているのです。

名前の由来

大航海時代、コロンブスがヨーロッパに伝えた花の一つだそう。「マリーゴールド(Marigold)」という名前は、「マリア様の黄金の花(Mary’s Gold)」に由来するといわれています。中世ヨーロッパでは、聖母マリアに捧げる神聖な花として扱われていました。金色に輝くような花の色が、豊かさや神聖さの象徴とされていたのです。
一方で、マリーゴールドは地域によってまったく異なる意味を持つのも面白い特徴です。後で述べますが、メキシコでは、マリーゴールドは亡くなった家族の魂が戻ってくると信じられています。

花言葉と意味

マリーゴールドの花言葉は、明るい見た目とは少し違い、さまざまな意味を持っています。
「可憐な愛情」「勇者」「友情」「健康」「嫉妬」「絶望」
オレンジ:「予言」「真心」
黄色:「健康」
アフリカン・マリーゴールド 「逆境を乗り越えて生きる」
フレンチ・マリーゴールド 「いつも側において」
レモン・マリーゴールド 「愛情」
 

分類 キク科タゲテス属
原産地 メキシコ、中央アメリカ
誕生花 6/5,8/20

マリーゴールド


マリーゴールドの花言葉は「友情」「変わらぬ愛」「健康」などポジティブな意味がある一方で、「嫉妬」「絶望」といった少しネガティブな意味も持っています。この両面性は、太陽のように明るい見た目と、強い香りという個性的な特徴からきているとも言われています。特に西洋では、鮮やかすぎる色が感情の激しさを象徴すると考えられることもありました。

世界の文化との関わり

マリーゴールドは、国や地域によって異なる意味を持つ花です。
特に有名なのが、メキシコの「死者の日(ディア・デ・ロス・ムエルトス)」です。この行事では、亡くなった人の魂を迎えるためにマリーゴールドが使われます。花びらを道のように敷くことで、魂が迷わず帰ってこられると信じられています。
そのため、メキシコでは「死者の花」とも呼ばれています。一方、ヨーロッパでは神聖な花として扱われていたため、同じ花でも文化によって意味が大きく異なるのが特徴です。

種類の違い

マリーゴールドには主にフレンチマリーゴールドと、アフリカンマリーゴールドの2つの代表的な種類があります。
それぞれに違った魅力があり、用途によって使い分ける楽しさがあります。
フレンチタイプは小ぶりで花数が多く、花壇や寄せ植えに向いています。一方、アフリカンタイプは花が大きく存在感があり、庭の主役としても楽しめます。どちらも比較的育てやすく、日当たりの良い場所であれば元気に育ちます。

・フレンチマリーゴールド
→小ぶりで花数が多く、寄せ植えや花壇向き
・アフリカンマリーゴールド
→花が大きく、存在感があり主役向き

また、マリーゴールドは見た目の美しさだけでなく、実用的な面でも活躍しています。例えば、花びらは天然の着色料として利用されることがあり、食品や化粧品にも使われています。さらに、乾燥させてハーブティーにすることもでき、リラックス効果があるとされています。このように、観賞用だけでなく生活の中でも役立つ花なのです。

育て方のポイント

マリーゴールドはとても育てやすい花ですが、元気に育てるためのコツがあります。
・日当たりの良い場所で育てる
・水は土が乾いてから与える
・風通しを良くする
・咲き終わった花はこまめに摘む

手入れを続けることで、長い期間きれいな花を楽しむことができます。

実用的な一面

マリーゴールドは観賞用だけでなく、実用面でも優れています。
・虫よけ効果(コンパニオンプランツ)
・天然の着色料として利用
・ハーブティーとして楽しめる

特に、野菜のそばに植えると害虫を遠ざける効果があるため、家庭菜園でも活躍します。

ちょっとした豆知識

太陽のような花の形から「大地の太陽」と呼ばれることもあり、見る人に元気を与える花として親しまれています。

切り絵図案


初めての切り絵

まとめ

日本では、学校の花壇や公園でよく見かける身近な花ですが、その背景には宗教や文化、実用性といった多くの物語が詰まっています。何気なく咲いているマリーゴールドも、遠くメキシコの伝統やヨーロッパの信仰とつながっていると考えると、少し見方が変わってくるかもしれません。
春から夏にかけて花壇を彩っているマリーゴールドの花。
柔らかくて細長い花びらがくしゅくしゅと集まっているキュートな花形は、
とても愛らしく、黄色やオレンジ色はとても元気をあたえてくれる色である。そんな元気いっぱいを与えてくれるマリーゴールドをぜひ、切り絵で作ってみてはいかがでしょうか。 

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kirieworld
切り絵作家。 子育て中にメンタル喪失になりかけたとき、学生時代にやった影絵の黒い影とセロファンの色のコントラストを思い出して、切り絵制作を始める。